住宅購入資金の計画を立てる
家やマンションを買おうと考えた時、
・いつごろまで(何歳まで)に買うのか
・いくらの物件を買うのか
・どの場所(通勤・通学・買い物)にするのか
の3点を決めておくと、資金面の計画が立てやすくなります。
このページでは【頭金0円】と【現金一括】で家を買った場合の「メリット」と「注意点」について書いています。
頭金0円の背景
若いうちから家を持つために、多くの人は、住宅ローンを利用しお金を借りることになります。
一般的に、頭金は購入物件の1〜3割と言われていますが、ゼロ円でも買えるという不動産業者の広告をよく目にします。
頭金ゼロで住宅を購入すると、
@若いうちから、賃貸の家賃とほぼ変わらないローンの支払いで、良い物件に住める。
A賃貸の家賃にではなく、将来の財産に対してお金を払える。
B金利が低いうちに買った方が得である。
といった3つのメリットを挙げているケースをよく見かけます。
@についてはその通りで、満足感や優越感もあると思います。
しかし、Aの場合、家賃は払わなくても銀行に利子を払うことになりますし、ローン終了後に購入物件の資産価値がどれだけあるのか不明です。
また、Bは変動金利で購入した場合は、将来の毎月の支払額に不確定要素があります。
広告でよく見かける文面に、「家賃月8万円の人に対して、月6万円台で一戸建(新築マンション)が買えますよ」というのがあります。
上で挙げたように『今より住宅費がかからなくて、良い家に住めて、しかも財産になる!』と思わせるような広告手法ですが、いくつか注意しなくてはいけない点があります。
頭金0円で住宅購入の注意点
頭金がゼロと言うことは、借入金額が多く、返済期間が長くなります。
つまり、いくら金利が低くても、頭金がないと総支払額が多くなってしまうことがデメリットとして挙げられます。
他には
- ボーナス払いを併用する場合は、ボーナスカットになった時のリスクが大きい
- マンションの場合、管理費や修繕積立金、駐車場代
- 一戸建ての場合、外壁塗装や屋根の吹替え、水周りのリフォームなどのメンテナンス費
- 不動産取得税や消費税、毎年の固定資産税
- 購入時の諸経費・家具・家電製品・引越しにかかる費用
- 返済に行き詰った時に、借金だけが残る恐れがある(ローン残高 > 物件の価値)
上記にかかる費用やリスクも含めて、毎月の家賃と比べてみることが大切です。
もし預貯金が少なくても、親の資金援助があれば、かなり助かりますので、期待できそうな人はそれとなく聞いておくと安心できます。
ただし、贈与税についてはご注意ください。
現金一括はお得か?
「できるだけ借金はしたくない」と思っている人は、意外と多いです。
ですが、家を買うとなると、そこまでの金額の貯金をすることは、かなり大変です。
現金一括で買うことができるのは、共働きで二人とも収入が多い家庭や、親から多額の資金援助が期待できる人や、10年以上計画的にお金を貯められる人たちです。
現金一括で住宅を購入できる場合のメリットとしては
@銀行に利子を払う必要がない。
A収入の変化に対応できる。
B金利の変化や、社会情勢に左右されない。
C抵当権設定費用など諸経費がかからない。
などが挙げられます。
支払総額だけをみた損得で判断すると、やはり現金一括購入の方がお得になります。
しかし、現金を充分に持っていたとしても、それを使い切ってしまっては、何か問題があった時に対処できなくなるので、余裕を持つことが大切です。
現金一括で住宅購入の注意点
金利が低い時代や住宅ローン減税など税制の優遇がある時は、必ずしも現金一括で購入すべきでないという意見もあります。
それは
- その貯金ができるまで家賃を払わなければいけない
- 現金があっても投資など手元資金が必要な時
- 預金が手元にある安心感
- 万が一、他にお金が必要で借りた場合は高金利
- 金利や税制の恩恵が受けられない
などのケースや考え方があるからです。
ただし、これからの社会情勢や、家族のことなどは、誰も正確に予測することはできません。
ですから、予めリスクを減らしておくという点を重視し、収入に見合った資金計画を立てることが大切です。


